常秋九十九折

主に恋愛ゲームのプレイ感想

9-nine- 感想

【タイトル】9-nine-(Switch版)
【発売日 】2022年6月23日
【メーカー】ぱれっと
【シナリオ】かずきふみ
【原 画 】和泉つばす

 

【個人的評価】72/100点
【総プレイ時間】約21時間
【攻略おすすめ順】なし

 

最初にネタバレなし感想です。

 

評価が高いことだけを知ったあと、体験版の冒頭をプレイし「あっこれちゃんと作られてるやつだ、買った方がいい」と感じてすぐプレイをやめてソフトを購入しました。

なのでほとんど何も知らずにプレイ開始した作品でした。しかしそれが功を奏したと言うか、何も知らず特に過度な期待をせずプレイした結果、最大限に今作を楽しめたのではないかな、と思います。

分類はキャラゲーになると思いますが、それだけあってヒロインはみんなギャップのある魅力に溢れていました。男性陣はもうちょっと掘り下げが欲しかったな……でもどのキャラクターにも厚みがあり嫌いな人物はいません。

シナリオはあくまで「キャラゲー」なので、既に世にある有名シナリオゲーと比べると見劣りしてしまいますが、ラノベテイストでライトに楽しめる内容でした。ただエピソード4には一部暗く辛い内容もあるのでメンタル弱っている時には注意が必要かも。

エピソード1、2は内容の進みがゆっくりですが、エピソード3から一気にストーリーが動きます。エピソード4は更に予想外に動きますし、個人的に「やられた!」と叫びそうになるギミックもあって製作陣の意気込みを感じました。新章は文句なしの大団円。

ムービーのクオリティがどれも高く、流れるとつい見入ってしまうのですが、ムービーはしっかり見ておくと良いこと(?)があります。

気になっているならプレイして損はない作品だと思います。キャラクターの外見だけで魅力を感じている方がいたら、内面を知ることで更に好きになれるはずです。

ギャルゲー初心者におすすめ。初心者こそ、かも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから少しネタバレあり感想です。

 

ある人物の掘り下げがもっと欲しかったなー!

ある人物のモノローグなどあって心中を知ることができれば、よりキャラクターの説得力が出る気がしてそこは残念です。新章で追加で語られましたが、足りない……もっとほしい……

でもコンプ後開くキャストインタビューを聞くと欲しかった部分が補完される気がします。ありがとう声優さん。

 

ヒロイン含め陰キャがあまりにも多くて笑ってしまいました。オタクもガチめなオタクばっかりだし、ギャルゲーで初めてシチュエーションCD聞いてるヒロインに遭遇しました。BLもいけるらしいので、どんな系統が好きなのかめっちゃ知りたい。

 

「ナイン」のギミック楽しかったですよね!(ナチュラルに同意を求めていく)

あまり多用できないギミックな分、こういうものがあるゲームは出会えると嬉しいしワクワクします。

 

そして与一と蓮夜、目と髪の色が逆になっている上に、名前が深い沢高い峰で対比になっているの業が深いですね!(???)

先輩じゃないけどはかどってしまいそうになります。

今作男性陣、翔は少し分かりにくいですが髪色の色相緑っぽいですし、揃っているのが地味に嬉しいです。アイドルコンテンツみたいだな。

 

ヒロインだと春風が1番好きになりました。前半で敵的なポジションだった所からどう巻き返すのかと思ったら、大っ変愉快な性格で一気に好きに。この好きは止められない。

ヒロイン以外だと与一と蓮夜が好きです。この2人は2人で1セットなので分割できない。

 

なんだかんだしっかり楽しめた作品で、久しぶりにエンタメエンタメしたストーリーに触れて爽快感がありました。楽しかった。